落下傘部長について

私はいつも揶揄的に「落下傘部長」という言葉を使っていますが、別に落下傘部長制度自体が悪い、とは思っていません。適材適所という言葉もあるように見識のある優れた方ならば落下傘部長でも構わないと思っています。また、弁理士試験メーリングリストで「真実の口」さんがたまに言っているように、いわゆるプロパーだと知識や実務が先行してしまい、紛争の処理方法などが画一的になってしまう(防御時に権利の濫用をすぐ考えてしまうとか)という弊害がある事も理解しているつもりです。
それでも、なお、落下傘部長に良い印象が無い、というのは、まぁ、自社の部長にあまりいい印象がないというのもあるのですが^^;、なぜ、知的財産部だけ落下傘部長なのか、という僻みもあります^^。当社のほかの部署の部長はほとんど部内昇格で知的財産部だけ落下傘のような気がしています。その分だけ、知財部員の能力が低く見られているような気がします。
できれば、部長職は知識や年功だけではなく交渉力やある程度の社内政治力に長けた方になっていただきたいと思います。