2005-09-13 読み終えた本 読書 異説 太閤記〈2〉 (歴史群像新書)作者: 久住隈苅出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2005/09メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る架空歴史小説です。本能寺の変後に秀吉が中国地方でモタモタしている間に家康が光秀を討ってしまい、その後も織田家の重臣を倒し、家康は足利義昭の養子となり幕府を開きますが、東北征伐に家康が出かけている間に、播磨一国に押し込まれていた秀吉が乾坤一擲の反撃を行う、というお話です。 ここでは、秀吉=商業主義、家康=農業主義(土地主義)という図式を取り、秀吉は数の劣勢を兵站などのロジスティックにおいて家康に勝っている、という設定を取っています。こういった図式はあまり見たことが無いのでなかなか面白く読めました。