最近、読んでいる本

米中衝突〈上〉 (新潮文庫)

米中衝突〈上〉 (新潮文庫)

またもや、旧書です。本棚の奥から引っ張り出しました。この作家は中東3部作もそうなんですが、いわゆる、軍事上のパニックを書くのが上手ですね。段々エスカレートしていく紛争、それに対応する指揮官達、特に指揮官から見た紛争の描写に力が入っていると思います。内容は珍しく日本を占領しようとす中国とそれに対抗するアメリカ、という事で一応日本の沖縄とその周辺が紛争の舞台なのですが、日本(自衛隊)は最初の頃に中国にあっさり負けてそれっきりほとんど出てきません^^;。一体、日米安保条約はどうなったのでしょうか?それがちょっと不満ですが、指揮官の苦悩振りと周りの取り巻く人々という群像劇という観点からは楽しめました。
まぁ、アメリカ万歳、というのはお約束なので^^